8月25日(後編)

ーー数日後…


「夏目さん、」

平野くんの声に顔をあげる。

「平野くん、お疲れ」


スーツ姿の平野くんはなんだか新鮮だ。

でも、ちょっと痩せた?ような。


仕事忙しいのかな。


「立ち話しもなんだし、ちょっと飲まない?」

「そうだね。華金だしね」

と言ってもわたしは明日まで仕事だけど。


そんなことを思いながら適当に居酒屋に入る。


「そろそろだよね?2人目」

乾杯をして先に口を開いたのはわたし。

「来月には生まれるかな」

「そっか。すごいな〜子供が2人だなんて」


わたしには想像もつかないや。

そもそも結婚自体できるかもわからない。


いよいよ怪しいもんな〜。

それに比べて周りはどんどん結婚していく。

会社の後輩2人からも婚約の報告を聞いたばかり。


そう考えると、わたしは婚期逃しまくりだよね。