8月25日(後編)

これでいいんだよね…?


何も間違ってないよね。

「また飲みに行こ!次は僕から誘うよ。じゃ、おやすみ」

「おやすみ」


僕……僕?…

そうだよね。


ケビンはいつも自分のことを僕って言う。

だけど、あの日は…

タクシーから運んでくれた日に聞こえた言葉は『僕』じゃなくて『俺』だったような…?


まぁ、曖昧な記憶だから、確実ではないけど。


それにしても頭痛い…

ちょっと飲みすぎたかも。

フラフラとなりながらベッドに横になると、そのまま目を瞑った。


慧くん…日本にいるんだ。


会おうと思えば会える距離にいるんだね。

そのこと、平野くんたちは知ってるのかな?


そう考えるといても立ってもいられずスマホを開いた。

【慧くんが帰ってきてること知ってた?】

そう送信した後に後悔。


これはあまりにも唐突すぎたかな?