8月25日(後編)

だけど、こう思っているのはわたしだけ。

好きなのも、会いたいと思うのも全部。

最終的にはこうなって終わり。


だから、いつまでも慧くんで止まったままなのだ。

わたしの気持ちは17歳で止まったまま…。


結局この日は何も食べずに眠りについた。


ーー次の日…

少しだけ腫れた目は、なんとか化粧で誤魔化すことができた。


8時半ぴったりに家を出る。

これはもう習慣づいた。


アパートから会社までは歩いて15分。

会社に着いて時計に目をやると8時45分。

今日も完璧だ。


昨日のことはもう思い出さない。


と気持ちを切り替えた。

「あ、夏目!さっそくだけどちょっといい?」

デスクに座ったと同時に上司から声をかけられた。


ーー天宮春乃[あまみやはるの]

天宮さんはキャリアウーマンだ。