8月25日(後編)

夜はオムライスを作る予定だったけど、これじゃオムライスは無理だね。


と諦める。

こんな風に慧くんのことも、もう諦めてしまいたい。


新しい恋をできない、したくないと思うのも全部慧くんのせいだ。

慧くんがわたしをこんな風に…

「ッ……」


次第に視界が涙でボヤけていく。


どうしたら忘れられる?

諦められる?

前に進める?


どうしたら慧くんを…?


今でもわたしの中はこんなにも慧くんでいっぱい。

…会いたい…


今さら話すことがなくても、ただ触れて抱きしめたい。

話す、そんなことよりもまずは触れられればそれでいい。


だから、慧くんに会いたい…。


「…ウゥ…ッ…」

好き…だから苦しい。


会いたい…のに会えないからつらい。