8月25日(後編)

そんなことを思いながら図書館を出た。

「なんか楽しいことないかな〜」

空を見上げながら小夏が吐いた言葉。


ほんとにそうだ。

毎日同じことの繰り返し…

楽しいことなんて何一つない。


だから、昨日あのメンバーで集まれたことは本当に幸せだった。

高校の頃に戻れた気がして。


高校生…

あの頃は毎日がキラキラ輝いていた。

もちろん今のほうが充実感はあるけど、あの頃のようなキラキラした生活はないし、ドキドキもワクワクも全くない。


小夏や南という友達もいるのに、ずっと心は満たされない。

平野くんには、もう過去は振り返らない…

なんてかっこいいことを言ったけど、素直に言えば…


いつだって過去を求めていた。


あの頃に戻りたい…

ここ最近、そう思わない日はなかった。