8月25日(後編)

「でもあれは紗良に気があるに違いないよね〜」


と頬杖をつきながら彼に視線を向ける小夏。

「そう、かな?そういうんじゃないと思うんだけど…」

わたしに気がある……


ううん、きっとそういうんじゃない。

なんだろう…?

彼から向けられる視線にそういう感情は見えない。


まぁ、だからなんで見てくるんだろう?って不思議なんだけど。

1年近くこんな感じではあるけど、悪い人ではないと思うから、そこまで気にしていない。


「あ、そういえば昨日どうだった?逞と奈々、元気にしてた?」

と思い出したかのような南の声に振り向く。


「うん、2人とも元気だったし、相変わらずラブラブだったよ」

「そっか〜。わたしも久々に会いたいかも」

「今度みんなでご飯でも行こうよ」


そう声をかけると「それ、わたしも参加したいっ」と横から小夏。

「小夏は関係ないじゃん!2人と接点もないのに」

と南。