8月25日(後編)

その幸せそうな雰囲気がほんの少しだけ羨ましく思ったのは正直な気持ち。


来年の誕生日までには、いい人を見つけられているといいんだけど…

今の感じだと難しそう。

社会人になったら、それこそ出会いなんてなさそうだもんな〜。

はぁ…わたしの婚期はいつなんだろう?


そんなことを考えていると、いつの間にか眠りについていた。



「あ、紗良〜おはよ〜」

次の日、午後からの講義まで図書館で時間を潰していると、眠そうな声が耳に届いた。

「小夏、おはよ」


ーー下村小夏[しもむらこなつ]

振り向きながら彼女の名前を呼ぶ。


この学校に入って初めてできた友達が小夏。

それからはこうして小夏と過ごすことがほとんど。


小夏は周りと比べると、そこまで派手な格好をしていないし、話すと意気投合したのもあったりで、そんなこんなで今の関係になる。


ただ、小夏は男癖だけはほんと悪い。