1年前の今日…
そう言い掛けた平野くんの言葉が気になったけど、聞き直すことはしなかった。
聞いてしまったら、一気に気持ちが崩れてしまいそうだったから…。
それから少し歩き、わかれ道のところで平野くんたちとは別れた。
電灯がぽつぽつと並ぶ夜道…
こうして1人で歩くのはもう慣れた。
専門学生になって、日付けを跨いでの帰宅も普通になったし、色んな人と関わりを持つようになって人見知りもしなくなっていた。
高校生の時より友達と呼べる子も今のほうが多いし、毎日が華やかなのも確か。
なのに、何かが埋まらない。
何かが足りない。
その『何か』がなんなのか…
今日わかった気がした。
「水樹慧……慧くん…」
彼の存在だ。
奈々ちゃんが慧くんの名前を出すまで、頭と胸の奥深くに隠していた存在。
そう言い掛けた平野くんの言葉が気になったけど、聞き直すことはしなかった。
聞いてしまったら、一気に気持ちが崩れてしまいそうだったから…。
それから少し歩き、わかれ道のところで平野くんたちとは別れた。
電灯がぽつぽつと並ぶ夜道…
こうして1人で歩くのはもう慣れた。
専門学生になって、日付けを跨いでの帰宅も普通になったし、色んな人と関わりを持つようになって人見知りもしなくなっていた。
高校生の時より友達と呼べる子も今のほうが多いし、毎日が華やかなのも確か。
なのに、何かが埋まらない。
何かが足りない。
その『何か』がなんなのか…
今日わかった気がした。
「水樹慧……慧くん…」
彼の存在だ。
奈々ちゃんが慧くんの名前を出すまで、頭と胸の奥深くに隠していた存在。



