晴れて去年から専門学生になったわたしは、周りの女子たちのお洒落さに驚きが隠せなかった。
初日、高校の感覚で行ったことを今でも後悔している。
それからは、勉強と同じくらい必死にお化粧の仕方も覚えたし、ファッションにも力を入れるように心掛けている。
だけど、こうして和子を目の前にすると、わたしの努力なんてまだまだなんだな、って思い知らされた。
まぁ、お洒落に気をつかい始めて1年と少しだし、それに比べると和子のお洒落年数は遥かに長い。
わたしの1年とちょっとという年数で、和子に追いつくほうがすごいよね。
「あ、平野たち来たよ」
和子の声に顔をあげると、店内に入ってきた平野くんたちの姿が見えた。
そんな平野くんたちの姿に懐かしい……
とはならない。
なぜなら、つい先月バッタリ会ったからだ。
「悪い悪い!遅れた」
そう言いながら座る平野くんから、一緒に来た人間に視線を移す。
「遅くなってごめんなさい」
と申し訳なさそうに平野くんの隣に座る彼女…
初日、高校の感覚で行ったことを今でも後悔している。
それからは、勉強と同じくらい必死にお化粧の仕方も覚えたし、ファッションにも力を入れるように心掛けている。
だけど、こうして和子を目の前にすると、わたしの努力なんてまだまだなんだな、って思い知らされた。
まぁ、お洒落に気をつかい始めて1年と少しだし、それに比べると和子のお洒落年数は遥かに長い。
わたしの1年とちょっとという年数で、和子に追いつくほうがすごいよね。
「あ、平野たち来たよ」
和子の声に顔をあげると、店内に入ってきた平野くんたちの姿が見えた。
そんな平野くんたちの姿に懐かしい……
とはならない。
なぜなら、つい先月バッタリ会ったからだ。
「悪い悪い!遅れた」
そう言いながら座る平野くんから、一緒に来た人間に視線を移す。
「遅くなってごめんなさい」
と申し訳なさそうに平野くんの隣に座る彼女…