「久しぶり。元気そうだね?」

「うん!この通りピンピンしてる」


和子と朝陽は1年前から同棲を始めていて、実家から出て行った朝陽と会うのは久しぶりだった。

だから、久しぶりの朝陽に変な緊張が走る。


「あれ?平野たちはまだなんだ?」

辺りをキョロキョロ見渡しながら和子が尋ねる。

「少し遅れるって連絡あった」


その連絡もほんの数分前だけど。

もっと早めに連絡くれてたら、わたしも余裕持てたのに。


「それにしてもほんと久しぶりだよね?なんか紗良…また一段と垢抜けたんじゃない?」

と和子の視線が恥ずかしい。

「和子こそ、美人感増したよ」

そう言うと嬉しそうにしていた。


でも、これはお世辞でもなんでもない。

本当に和子は綺麗になった。

というより、どんどん綺麗になっていくからすごい。