ここは同情で貰うべき?
いや、でも…!
わたしが貰うわけにはいかない。
だって、平野くんには…
「奈々ちゃんはいいの?」
奈々ちゃんという彼女がいる。
だから、わたしが貰うわけには絶対いかない。
「ップ。誰が俺の第二ボタンって言った?残念だけど、俺の第二ボタンは奈々のだから」
と笑う平野くんにムッとする。
最後の最後までこれだもん。
「手出して?」
そう言った平野くんの声が優しくて、思わず手を出してしまうわたしは単純すぎる。
「どうぞ」
と手の平に置かれたボタンに視線を落とす。
「っ……これ…」
あ〜もうわかってしまった。
これが誰の第二ボタンなのか…
「うん、慧の第二ボタン。無理矢理でも渡してほしいって頼まれてた」
「……」
いや、でも…!
わたしが貰うわけにはいかない。
だって、平野くんには…
「奈々ちゃんはいいの?」
奈々ちゃんという彼女がいる。
だから、わたしが貰うわけには絶対いかない。
「ップ。誰が俺の第二ボタンって言った?残念だけど、俺の第二ボタンは奈々のだから」
と笑う平野くんにムッとする。
最後の最後までこれだもん。
「手出して?」
そう言った平野くんの声が優しくて、思わず手を出してしまうわたしは単純すぎる。
「どうぞ」
と手の平に置かれたボタンに視線を落とす。
「っ……これ…」
あ〜もうわかってしまった。
これが誰の第二ボタンなのか…
「うん、慧の第二ボタン。無理矢理でも渡してほしいって頼まれてた」
「……」



