8月25日(後編)

『紗良ちゃんっ!?今どこ?』

「家、だけど…」

『すぐ行く』

え?……


すぐに切られた電話。

時間を見ると19時を回ったところ…

語学学校のはずだよね?


少しするとチャイムが鳴り、玄関を開けると息を切らした慧くんの姿があった。


「け、慧くん…学校は?」

「学校どころじゃなかったから…連絡ないから心配した」

そう言うと安心したように抱きしめられた。


「ごめんなさい…」

「無事だったからいいよ」

ほんとにごめんね。

「慧くん…ちょっと上がっていかない?」


もうこの際だし、慧くんと話したい。


「でもお邪魔じゃないかな?時間的にも」

「それは大丈夫。だから、少しだけでも」

「…じゃ、少しだけ」