8月25日(後編)

「別におかしくないんじゃない?俺だって英語に興味持ったのは、紗良ちゃんと同じような感じだったし」

「そうなの?」

「うん。だから、胸張って言っていいと思う。もしかしたら紗良ちゃんは編集者として働いていくのかもね」

「編集者…」


そっか…

そういう仕事もあるのか。


編集者…編集者……


どんな仕事なんだろう?

きっと、大変な仕事ではあるよね。

たくさんの人が目を通すわけだし。


編集者という仕事は気になるけど、そんな責任重大そうな仕事は、わたしには無理だろうな。


「紗良ちゃん…」

不意に呼ばれ、顔をあげると慧くんと目が合った。

「どうしたの?」

「……あ〜…ううん、何でもない。バイト頑張ってね!」


気づくとバイト先に着いていた。

慧くんはそのまま来た道を戻って行く。