8月25日(後編)

「俺は〜…とりあえず公務員かな」

「公務員?」

「そう。俺んちの家系的に国家公務員、かな」


公務員…

安定した職業ではあるよね。


そっか…

平野くんも進路は決まってるんだね。

確か、朝陽はバスケ関連に進むって言ってたし…

何も決まっていないのはわたしだけか。


…ん?


でも、慧くんもまだ……

修学旅行の時、そう言ってたよね?

だけど、あの慧くんだよ?


頭も良くてスポーツもできる…


そんな慧くんがまだ何も考えていないなんてことはあるのかな?

あの時はわたしに話しを合わせてくれた気もしていたし…

やっぱり慧くんも…


と背中を見つめる。