8月25日(後編)

それから他愛のない話しをして朝陽の家を出た。


わたし、強くなったのかな?

だとしたら、それは朝陽の言うように水樹くんのおかげだ。

水樹くんがわたしを変えてくれて強くさせてくれたんだよね。


そう思うと無性に水樹くんの声が聞きたくなった。


寝る前のベッドの中、スマホの画面と睨めっこをすること数分。

水樹くんに電話をかけようかと葛藤していた。

だけど、もしかしたらまだ平野くんたちと一緒かもしれないし…

そうなると迷惑かもしれない。


そう思うと電話をかけるのを躊躇ってしまう。


やっぱり今日はやめておこうかな…

いや、でもほんの数分だけでも…


少しだけでもいいから声が聞きたい。

意を決して着信をタップした。