…遅かった…。
見て見ぬ振りして帰ればよかった。
速攻で後悔が襲う。
「紗良ちゃん…?」
と再び名前を呼ぶ慧くんにゆっくり顔をあげる。
いつの間にかそばまで来ていた慧くんは、わたしの前に立つと視線を絡めてきた。
「どこで何してたの?それ…何?」
慧くんの視線は一瞬だけぬいぐるみに落ちると、すぐに戻ってくる。
「……」
「なんで何も言わないの?一緒に帰る約束してたのになんで先に帰ったの?」
「…それは……っ」
言えないよ…
告白の現場を盗み見して聞いていました、なんて…
口が裂けても言えない。
だから、わたしが慧くんを責めることなんてできないんだ。
だから「ま、待ちくたびれたから…」とか言って誤魔化してみる。
見て見ぬ振りして帰ればよかった。
速攻で後悔が襲う。
「紗良ちゃん…?」
と再び名前を呼ぶ慧くんにゆっくり顔をあげる。
いつの間にかそばまで来ていた慧くんは、わたしの前に立つと視線を絡めてきた。
「どこで何してたの?それ…何?」
慧くんの視線は一瞬だけぬいぐるみに落ちると、すぐに戻ってくる。
「……」
「なんで何も言わないの?一緒に帰る約束してたのになんで先に帰ったの?」
「…それは……っ」
言えないよ…
告白の現場を盗み見して聞いていました、なんて…
口が裂けても言えない。
だから、わたしが慧くんを責めることなんてできないんだ。
だから「ま、待ちくたびれたから…」とか言って誤魔化してみる。



