8月25日(後編)

「あ〜わたしは……」

「とりあえず、あそこの席だけは行かないから」

飛鳥くんはそう言うと別の席のオーダーを取りに向かった。


はぁ……

確か奈々ちゃんとは文化祭以来だよね。

それもあの時、わたし変な態度取っちゃったし…。


何言われるか…。

平野くんのこともあるし余計……。


その時、奈々ちゃんの席の番号が点滅する。

他のスタッフに目を向けるけど、みんな忙しそうで渋々足を向けた。


「ご注文お決まりでしょうか」

極力奈々ちゃんを見ないように心掛けたけど、呆気なくバレてしまった。


まぁ、そうなるよね。

「夏目、さん?…ここでバイトしてたんだ?」

「……こ、こんにちは」

「慧と寄り戻したらしいね」

「っ…まぁ…」


どうしよう…気まずい。