8月25日(後編)

朝陽のことが気になり、部屋のドアをトントンと叩いてみるけど応答なしだ。


「朝陽?」

と呼びかけるとドアが開き、部屋に入れてくれた。


「朝陽…大丈夫?」

「全然大丈夫じゃない」

そう言うとため息をつきベッドに座る朝陽。


「兄貴と何話してたの?花火して楽しそうだったね」

と視線が向けられる。


「花火、朝陽もしたらよかったのに」

「兄貴となんてまじ勘弁だから」

「朝陽…もう意地張るのはやめたら?」

「……」

「日向くん、仲直りしたがってたよ?」


本当は朝陽もそうなんじゃないの?

日向くんのことが気掛かりなんじゃないの?…


「ごめんね、朝陽」