8月25日(後編)

巨大水槽を堪能して、ゆっくり歩いて回っていると「紗良ちゃん、クラゲだよ」と教えてくれた。


そこには色んな種類のクラゲが。

「綺麗……やっぱりクラゲって綺麗…」

ついつい見入ってしまう。


幼い頃に感じたあの感情を、今も同じように感じることができて何かに安心する。


もしかしたら、あの頃のような感情を持てないかもしれない、と少し不安だった。

だけど、その不安は無駄だったようだ。


「このクラゲ光ってる…すごい…」

「クラゲが光る仕組みは解明されてるけど、理由はまだ分かってないんだって」

と教えると驚いた表情を向けられた。


「詳しいんだね?」

「一時期ハマって色々調べてたから」

「そんなにクラゲが好きだったの?」

「でも、ここ数年は全然…」


クラゲどころじゃなかったからね。


でも、相変わらずクラゲが好きだということは実感できた。