8月25日(後編)

「水樹くん…ま、またね」

そう言い残し、日向くんの背中を追った。


「おばさんの言う通り、彼氏イケメンじゃん」

少しすると日向くんが口を開いた。


「かっこいいだけじゃないんだよ?すごく優しいの」

「そっか。かなり好かれてるみたいだったね、紗良」

「そ、そうかな?」

「じゃないとあんなヤキモチ妬かないよ」


ヤキモチ…嫉妬ってことだよね?

「それより、勢いで花火2袋も買ったけど大丈夫だったかな?」

と苦笑いを浮かべる日向くんに思わず笑いが出る。


大人になった日向くんだけど、そういうところは変わってなくて安心する。


帰って来ると日向くんと花火を楽しんだけど、やっぱり1袋でじゅうぶんだった。