8月25日(後編)

そう言った和子の目が輝く。

「わぁ〜!可愛い〜っ!いいな〜」

山岡さんは羨ましそうに指輪を眺めていた。


「紗良は幸せ者だねっ」

と笑う和子の笑顔は、ここ最近で一番温かい気がした。


ほんと、幸せ者だと自分でも思う。

この指輪、それとネックレスは一生大事にしたい。


そう思いながら眠りについた。


それから次の日はクラス別の行動ということもあり、水樹くんと会うことはなく、夜に少しだけラインでやり取りをしたぐらいで終わった。


そして、修学旅行3日目の今日…

これから水樹くんと合流することになっていた。

集合場所に30分も早く着いてしまい、時間を持て余していると、向こうから歩いてくる数人の女子グループが目に入ってくる。


そのグループを何気なく見ていると、その中の1人で目が止まる。


……麻美?…