でも、この3人に見守られながら誘ったほうが心強い気もしたり…?

「体育館に移動してくれ〜!遅れるなよ〜」

先生の声に腰を上げると体育館へと向かった。


ドキドキ…!


正直、水樹くんとの関係に変化はない。

あの日…

真咲くんの返事をお断りした次の日、バイト先で飛鳥くんにも気持ちを伝えた。


『何、今さら。もう俺のことはいいから、早く寄り戻せって言ってんじゃん』飛鳥くんは鼻で笑いながらそう言ってくれた。


これで水樹くんと!……

と思っていたんだけど、いまいちタイミングが掴めず…

だからと言って、水樹くんから何か言われるとかでもなく…


好きだの付き合おうだの、そういう言葉がお互いないまま今に至る。


いったい水樹くんとの関係は何になるんだろう?

中途半端な付き合いは嫌だと言ってくれていたはずなんだけどな…?