隣人 尚ナオと知り合い、お互い家を行き来する仲になった。 そして、いつの間にか合鍵を作られていた。 そのため、勝手に家にやってくる尚ナオであった。 そして、『今日、やってきたよ』という意味で尚ナオは家のどこかに絵を描いていく。 「最初は小さかったんです」 小さな尚ナオマーク(落書き)。 にっこり笑った尚ナオの幼児が描くような絵。 「これ見て、くすって笑って、癒されたんです」 ため息まじりの言葉。