キレイ好きな靭ジン、シンプルが好きな靭ジン。 正直、その落書きは許せなかったのだ。 「ほかにも壁に沢山のよくわからない絵…」 靭ジンは壁の落書きを指でなぞる。 消えるわけもないのに…消えるように願いを込めていた。 「はじめはね、面白かったんです。正直…」 過去を振り返る靭ジン。