パカッ。
目を開けると見えたのは白い壁紙らしきもの。
「美桜、大丈夫!?」
声と同時に心配そうな顔をした亜季ちゃんが映り込んできた。
「私、どうして……」
「覚えてない?杏里先輩に腕掴まれたらぶっ倒れたの。今は一時間目の放課」
そうか、あの後私は倒れたのか。
上半身を起こしてみるとベッドの上だと気付いた。
どうやら保健室に居るらしい。
「それよりもっ!」
突然、心配そうな顔が一変し、何故か大きな声を出して興奮し始めた亜季ちゃん。
私は状況が掴めないのと突然の大きな声に身体を強張らせた。
「ど、どうしたの?」
「ごめん。まさか倒れちゃうなんてね」
亜季ちゃんにその挙動の理由を訊こうとした時、私達の会話を邪魔するように飛んできた低い声。
驚いて顔を向けると、開いていたカーテンに杏里先輩が立っていた。
目を開けると見えたのは白い壁紙らしきもの。
「美桜、大丈夫!?」
声と同時に心配そうな顔をした亜季ちゃんが映り込んできた。
「私、どうして……」
「覚えてない?杏里先輩に腕掴まれたらぶっ倒れたの。今は一時間目の放課」
そうか、あの後私は倒れたのか。
上半身を起こしてみるとベッドの上だと気付いた。
どうやら保健室に居るらしい。
「それよりもっ!」
突然、心配そうな顔が一変し、何故か大きな声を出して興奮し始めた亜季ちゃん。
私は状況が掴めないのと突然の大きな声に身体を強張らせた。
「ど、どうしたの?」
「ごめん。まさか倒れちゃうなんてね」
亜季ちゃんにその挙動の理由を訊こうとした時、私達の会話を邪魔するように飛んできた低い声。
驚いて顔を向けると、開いていたカーテンに杏里先輩が立っていた。



