Chat Noir -黒猫と私- バイオハザー度Max- Deux(2nd)



―――それから数時間後。


店内はいい感じに賑わってきた。


ただ、いつもはカップル客や団体客が多いのに今日はピンの客が多い。


一人でこーゆう店に来るぐらいだから、サラリーマンとかが多い。


「お一人ですか?」


そのうちの何人かに声を掛けられた。


ナンパとかじゃなく、ここでの挨拶みたいなもの。


中には


「よく一人で飲みに来るの?一緒に飲もうよ」と馴れ馴れしいのも。


この時間にはさすがに友達(♀)も入っていて


「この子、彼氏居ますよ。口説かないでくださいね」と助け舟を出してくれた。


さすがベテラン。あしらい方も慣れている。


しかも


「朝都~、あんたホントに帰った方がいいんじゃない?


店員ならまだしも客だとすぐに目をつけられるよ」


とありがたいアドバイス。


「年下の彼が心配するよ??店長の息子さんと最近どぉ?」


アドバイスなのか興味本位なのか、友達は楽しそうにカウンターから身を乗り出してきた。


聞かれたくなかったけど、ここに居れば自然話がそうゆう流れになるだろうことは想像してた。




「あー……うん。




別れちゃった」





何杯目かのカクテルを飲み干して、グラスをテーブルに置くと、カウンターを挟んで友達は目をまばたいていた。