『ちょっ…!朝…』
切る間際まで黒猫が何かを問いかけてきたけれど私は強引に切り、ケータイの電源も切った。
黒猫とおそろのマウスのストラップが揺れて、バイオハザードマークも一緒に揺れた。
もうこれで…
あの正体不明なバイオハザードウィルスに悩まされることもない。
これで
終わったんだ。
電話一つで終わらせることができるなんて、あまりにもあっけない。
私はケータイをバッグにしまい入れると、ベッドに倒れこみ黒猫がくれたクマのぬいぐるみを抱き寄せた。
終わった…
終わりたくなかった。
ずっとずっと続いていくものだと思ってた。
昨日までは。
私はクマのぬいるぐみを抱きしめて
「…うっ…ヒック……」
嗚咽を漏らして
思い切り泣いた。



