【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

放課後、帰りの支度を終えた私は、約束どおり夏帆ちゃんと一緒に学校を出た。


二人でお目当てのカフェがある駅前へと向かって歩き出す。


普段は寮生活ということもあって、放課後はそのまま寮に帰ることがほとんどだから、こうやって友達と出かけるなんてすごく新鮮で、ワクワクしてしまう。


ただブラブラ歩いてるだけでも楽しいかも、なんて。


「えっと、たしかあそこの角を右に曲がったところにあるって書いてあったよ」


「わぁ、ほんと? 楽しみ」


「楽しみだよね~。どんなケーキ頼もうかなぁ」


夏帆ちゃんと二人でワイワイはしゃぎながらお店を目指す。


すると、その時向こう側から歩いてきた男の人二人に、突然声をかけられた。


「やっほー。何してんの?」