【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

ひ、膝枕!? なんで……。


いや、確かにこの前楓くん、私の膝の上で昼寝してたけど。


「そ、それは、ちょっと……」


恥ずかしいよって言おうと思ったら、楓くんがクスッと笑う。


「バカ。冗談に決まってんだろ」


あ、なんだ。冗談だったのか。ビックリしたぁ。


「あーでも、一個だけあったわ。お願い」


「な、なに?」


「またケーキ作ってよ。前のやつ、うまかったから」