【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

「ご、ごめんなさい。でも私は、二人とはただの友達で……」


とっさに謝ろうと口を開く。


でも次の瞬間、それを遮るかのようにドンっと壁に向かって突き飛ばされて。


「……きゃっ!」


「ウソつけっ。ほんとは色目使ってるくせに」


「そうだよ。ベタベタすり寄ってるの丸わかりなんだよ。このぶりっ子」


さらにはリーダー格の子が、床に置いてあった水の入ったバケツを手に持ったかと思うと、それを私に向かってバシャッと勢いよくかけてきた。


「やぁっ」