【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

だから、そう告げてすぐにその場から去ろうとしたら、なぜか彼にガシッと腕を捕まえられた。


「誰が戻っていいって言った?」


「えっ?」


「お詫びに付き合えよ。ちゃんと」


そして、その場に座らされたと思ったら、なぜか私の膝の上にゴロンと寝転んできて。


「か、楓くん……っ!?」


ちょっと待って。これって膝枕だよね!?


付き合えって、そういうこと?


私が恥ずかしさのあまり真っ赤になって戸惑っていると、寝転んだままこちらを見上げた彼と目が合う。


「ところでさっき、眞白と何してたの?」