【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

あれこれ考えて不安になっていたら、そんな私を見て夏帆ちゃんが心配そうな顔で聞いてくる。


「ん? どうしたの乙葉。なんか顔色悪いけど……」


だけど、さすがにそれを相談するわけにもいかなかったので、慌てて笑顔でごまかしてしまった。


「ううん、なんでもない。ちょっと食べすぎてお腹苦しくて」


「うそっ、大丈夫?」


「大丈夫だよ」


だって、もしかしたら私の思い過ごしかもしれないもんね。ただ見られてるだけなんだし、あまり気にしないようにしよう。


すると、その時ふと夏帆ちゃんのスマホの着信音が鳴り響いて。


「あ、電話だ!」