【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

ドキドキしながら答えたら、楓くんはなぜか少し驚いたように目を見開いて。それからコツンと私の頭を叩いてきた。


「バカ。乙葉は男に対して油断しすぎ」


そして掴んでいたを離し、むくっとベッドから起き上がる。


「もっと警戒心持たねーと、そのうち痛い目合うぞ。マジで」


「は、はい……」


「まぁ、俺がそうはさせないけど」


えっ?


思いがけない彼の言葉に、思わず彼を二度見してしまった私。


楓くんは私と目を合わせると、ポンと頭に手を乗せてきて。


「だからちゃんと、離れないでそばにいろよ」