【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

あらためて、この前のことを正直に謝る私。


すると楓くんは、私の肩にポンと手を添えて。


「バカ。そんなわけねぇだろ。っていうか、あれは由良がただしつこいだけで。俺は乙葉にしか優しくしてるつもりなかったんだけど」


「えっ……」


私が顔を上げると、楓くんはちょっと苦笑いする。


「でも、全然伝わってなかったみたいだな」


「ご、ごめんなさい」


だけどそこで、楓くんがボソッと。


「まぁ、妬いてたのは俺も一緒だけど」


「えっ?」


「ぶっちゃけ俺も、乙葉が眞白と仲いいから、嫉妬してた」