【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

慌ててまた遠慮したら、そこで眞白くんがサッと立ち上がり、私の肩にポンと手を乗せてきた。


「じゃあ僕が手伝うよ」


そして、楓くんに向かって、「だから、楓は由良と一緒にいてあげて」なんて言い出して。


「えっ。おいっ」


楓くんが引き止めるように手を伸ばすと、すかさず楓くんの腕をギュッと掴む由良ちゃん。


「そうだよ楓~。まだ食べ終わってないじゃん。行かないでよ」


「ほら乙葉、行こっ」


眞白くんはそう言うと、私の手を握り歩き出したので、私は連れられるようにしてその場をあとにした。