そこで私はスッとその場に立ち上がって。
「そういえば私、先生に手伝いを頼まれてたんだ。だから先に教室戻ってるね」
そう言ってその場を離れようとしたら、なぜか目の前にいた楓くんもサッと立ち上がった。
「マジで? じゃあ俺も手伝う」
「えっ、いや、大丈夫だよ。プリントの仕分けだけだし、私一人で」
「いやでも、乙葉のこと一人になんかさせられねぇし」
そんなふうに言われたら、ドキッとして嬉しくなってしまう。
楓くん、私が一人になったら危ないって、また心配してくれてるのかな。
でも、その時視線を感じてチラッと由良ちゃんの顔を見たら、すごく怖い表情をしていることに気が付いて。
「……でも、ほんとに大丈夫だからっ」
「そういえば私、先生に手伝いを頼まれてたんだ。だから先に教室戻ってるね」
そう言ってその場を離れようとしたら、なぜか目の前にいた楓くんもサッと立ち上がった。
「マジで? じゃあ俺も手伝う」
「えっ、いや、大丈夫だよ。プリントの仕分けだけだし、私一人で」
「いやでも、乙葉のこと一人になんかさせられねぇし」
そんなふうに言われたら、ドキッとして嬉しくなってしまう。
楓くん、私が一人になったら危ないって、また心配してくれてるのかな。
でも、その時視線を感じてチラッと由良ちゃんの顔を見たら、すごく怖い表情をしていることに気が付いて。
「……でも、ほんとに大丈夫だからっ」



