【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

途端に大喜びする彼を前にして、ガーンとなる私。


ど、どうしよう。負けちゃった……。


これじゃすぐに帰してもらえないよね。というか、負けたらどうするんだったっけ?


「じゃあ、負けたから、乙葉ちゃんが罰ゲームね」


そう言ってニヤニヤと笑う大島くんの顔を見て、一気にまた不安になる。


「そ、そんなっ。罰ゲームって、何をすればいいの?」


「うーん、何がいいかなぁ……」


すると、大島くんは少し考えたように黙ったあと。


「じゃあ、キスしてよ」


「えぇっ!」