【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

「あ、あのっ、友達って誰? 何の用?」


いまさらのように彼に尋ねる私。


だけど彼は、答えるより先に、215号室と書かれた部屋のドアをガチャッと開けると。


「おーい、正義! 四ノ宮さん連れてきたぞ~」


「えっ!」


なんとその部屋には、あの大島くんが待ち構えていて。ビックリするのと同時にヒヤッと背筋が寒くなった。


ど、どうしよう。なんでここに大島くんが?


もしかして、彼の部屋だったの?


「おぉ、乙葉ちゃん! 来てくれたんだ! 待ってたぜ~」


なんて、嬉しそうに私を出迎えてくれる大島くん。


「ありがとな、酒井」


「はいよー。そんじゃあとは二人でごゆっくり~」