【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

楓くんがそう言って男子たちをギロッと睨むと、彼らはムッとした顔で言い返してくる。


「ちょっ、なんでお前らにそんなこと言われなきゃならねぇんだよ」


「そうだよ。お前ら乙葉ちゃんのなんなわけ?」


すると、すかさず笑顔で返す眞白くん。


「何って……僕たち、乙葉のボディガードだから」


「はぁっ? ボディガードぉ!?」


「いや、意味わかんねぇし。そんなの誰が頼んだんだよっ」


男子たちが不服そうな顔で文句を言うと、今度は楓くんが低い声で。


「こいつの親父に頼まれたんだけど、何か?」