【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

「それに眞白くんはピアノだって上手だし、すごく頭もいいし。さっきの謎解きラリーだって、眞白くんのおかげで一位になれたんだもん。眞白くんは自分が思ってるよりも、ずっとすごいよ」


私が力説すると、座ったまま私の顔をじーっと見つめてくる眞白くん。


そして次の瞬間、クスッと笑ったかと思うと。


「ありがと、乙葉」


そう言って、私の頭にポンと片手を乗せてきた。


「じゃあ、かわりに乙葉が僕に料理作ってくれる?」


「えっ?」


「なんなら、死ぬまでずーっと乙葉の料理食べたいな」


さらには思わぬことを言われて、ドキッとしてしまう。


あれ? ちょっと待って。死ぬまでずーっとってそれ……なんかプロポーズみたい。
って、冗談だよね?