そんなこんなで、私と九条兄弟がカレーを作り、夏帆ちゃんがお米を炊いてくれることになった。
「じゃあ私、お米取りに行ってきまーす」
夏帆ちゃんがそう言って先生のところへ向かうのを見送ったあとは、三人でさっそく野菜を分担して切り始める。
私はとりあえず、ジャガイモの皮むきからすることに。
すると、その横で楓くんが、玉ねぎを慣れた手つきでザクザクと切る姿が目に入って。
あ、あれ? ウソ……。
楓くん、ずいぶん手際がいいんだけど。
私が驚いた顔で彼をじっと見つめていたら、次の瞬間楓くんがくるっとこちらを振り向いた。
「なに、どうした?」
「えっ。いや、楓くん、野菜切るの上手だなぁって思って」
「そうか?」
「うん。家でも料理するの?」
「まぁ、多少手伝ったりはしてたけど」
「じゃあ私、お米取りに行ってきまーす」
夏帆ちゃんがそう言って先生のところへ向かうのを見送ったあとは、三人でさっそく野菜を分担して切り始める。
私はとりあえず、ジャガイモの皮むきからすることに。
すると、その横で楓くんが、玉ねぎを慣れた手つきでザクザクと切る姿が目に入って。
あ、あれ? ウソ……。
楓くん、ずいぶん手際がいいんだけど。
私が驚いた顔で彼をじっと見つめていたら、次の瞬間楓くんがくるっとこちらを振り向いた。
「なに、どうした?」
「えっ。いや、楓くん、野菜切るの上手だなぁって思って」
「そうか?」
「うん。家でも料理するの?」
「まぁ、多少手伝ったりはしてたけど」



