同じくクスッと笑って私を見る眞白くん。


「まぁ、どうせやるならやっぱり1位狙わないとね。謎解きなら僕に任せてよ。スイーツ詰め合わせ絶対ゲットするから」


手をグーにして意気込む眞白くんを見て、夏帆ちゃんがパチパチと拍手をする。


「やーん、眞白くんカッコいい~!」


「眞白くん、頑張ってね!」


つられて私も拍手をしながら応援したら、その横で楓くんが呆れたように笑っていた。


「お前ら、完全に眞白任せじゃん」


言われてみればその通りで、ちょっと情けない。


「でもまぁ、俺も眞白任せだけど。てなわけで、みんなのぶんまで頑張れよ、眞白」


「りょーかい。任せてよ」


そして、そんなこんなで眞白くんを筆頭に謎解きラリーにチャレンジすることになった私たちは、コースである近くの山の中へと歩いて向かった。