まさかこんなふうに素直にお礼を言ってもらえるとは思ってもみなかったので、ちょっとびっくりしてしまった。
「ううん。そんな、私のほうこそありがとう。久しぶりに外でたくさん買い物できたし、楽しかったよ」
楓くんのほうを振り向き、彼をじっと見上げる。
「眞白くんもプレゼント、絶対喜んでくれると思う。サプライズで渡そうだなんて、楓くん、やっぱり兄弟思いなんだね」
そしたら彼は、一瞬何か考えたように黙ったかと思うと。
「……まぁ。でも今日は、それだけのためじゃないけど」
なんて言いながら、いきなり私の手をギュッと握ってきて。
そのままじっと顔を覗き込まれる。
「ほんとは乙葉と二人きりで出かけたかっただけって言ったら、どうする?」
「えっ……」
「ううん。そんな、私のほうこそありがとう。久しぶりに外でたくさん買い物できたし、楽しかったよ」
楓くんのほうを振り向き、彼をじっと見上げる。
「眞白くんもプレゼント、絶対喜んでくれると思う。サプライズで渡そうだなんて、楓くん、やっぱり兄弟思いなんだね」
そしたら彼は、一瞬何か考えたように黙ったかと思うと。
「……まぁ。でも今日は、それだけのためじゃないけど」
なんて言いながら、いきなり私の手をギュッと握ってきて。
そのままじっと顔を覗き込まれる。
「ほんとは乙葉と二人きりで出かけたかっただけって言ったら、どうする?」
「えっ……」



