【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

「それじゃ、撮りますよ~」


店員さんに言われて、照れながらもピースをする私。


だけど、恥ずかしさのあまり楓くんから少し距離をとっていたら、すかさず突っ込まれて。


「あの~、せっかくなのでもうちょっとピッタリくっつけますか?」


その言葉にどうしよう……なんて思っていると、楓くんがサッと私の肩を抱いてきた。


ドキッとしたのもつかの間、すかさずシャッターを切る店員さん。


――カシャッ。


「はーい、いい感じで撮れましたよ~」


言われて画面を見てみたら、そこにはカップル感全開の私たちの写真があって。


しかも、楓くんに肩を抱かれた私は思いきり顔が真っ赤になっていたので、ますます恥ずかしくてどこかに隠れてしまいたくなった。


どうしよう。私ったら顔に出すぎだよ。