【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

ひととおり買い物を済ませたあとは、小腹がすいたので、何かスイーツでも食べようかということになり、楓くんといろんなカフェが並ぶカフェストリートというところまでやってきた。


オシャレなカフェがいっぱいで、どこに入ろうか迷ってしまう。


するとそこで、とあるカフェの前を通りかかったところ、お店の前で呼び込みをしていた店員さんに声をかけられて。


「こんにちはー、そこのカップルのお二人!」


その言葉にギョッとして足を止めたら、店員さんは私と楓くんに向かってニコニコしながらメニューの写真を見せてきた。


「ただいまカップルのお客様に限定スイーツをご提供してるんですが、いかがですか?」


「え、えっと……」