【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

私と夏帆ちゃんが頷いてお礼を言ったら、彼はホッとしたように微笑んだ。


「でも、どうしてここにいるのがわかったの?」


思わず気になって、眞白くんに聞いてみる。


すると彼は、ポケットからサッとスマホを取り出すと。


「これこれ。スマホのGPS機能だよ。乙葉がどこにいるかは僕たち、いつだってちゃんと把握してるからね」


「えっ、そうだったの!?」


「そう。今日は放課後出かけるなんて言うし、あぶなっかしいから念のためつけてきたんだよ」


その横で、ちょっと呆れたように言う楓くん。


「案の定変な男につかまってるし」


「ご、ごめんなさい……」