【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!

じりじりと距離を詰めてくるナンパ男たち。


「なっ。ちょっとだけ付き合ってよ~」


そして、次の瞬間ガシッと腕を掴まれて。


「きゃっ! は、離してください……!」


必死で抵抗するけれど、力が強くてかなわない。


どうしよう。このまま私たち、どこかへ連れて行かれちゃうのかな。


せっかく今から二人で美味しいケーキを食べようと思ってたところだったのに……。


思わず泣きそうになった、その時だった。


――バコン!


「うあっ!」