よく見ると、ちょっと柄が悪そうな二人組で、思わず委縮してしまう。
「え、あの……」
「君たち、音羽学院のお嬢様でしょ? 可愛いねぇ」
「なぁなぁ、俺たちと一緒に遊ばない?」
えっと、これって……いわゆるナンパだよね?
こういうのは、ちゃんと断らなくちゃ。
そう思って「ごめんなさい」と口にしようとしたら、私が言うより先に夏帆ちゃんが大声で。
「け、けっこうですっ!」
ハッキリと断ってくれたので、ちょっとホッとしてしまった。
だけど、男たちはそれでもあきらめてくれる様子はなく。
「そんなこと言わずにさぁ~。いいだろ。ちょっとくらい」
「え、あの……」
「君たち、音羽学院のお嬢様でしょ? 可愛いねぇ」
「なぁなぁ、俺たちと一緒に遊ばない?」
えっと、これって……いわゆるナンパだよね?
こういうのは、ちゃんと断らなくちゃ。
そう思って「ごめんなさい」と口にしようとしたら、私が言うより先に夏帆ちゃんが大声で。
「け、けっこうですっ!」
ハッキリと断ってくれたので、ちょっとホッとしてしまった。
だけど、男たちはそれでもあきらめてくれる様子はなく。
「そんなこと言わずにさぁ~。いいだろ。ちょっとくらい」



