俺もずっと探してた


そんな私の様子を見ていたであろう、男の子は言いました。

「お前、1人で来たんだよな。俺のとこの車でも乗っていくか?」

と。

「えぇ、いいの。失礼だよ…」

と慌てて返事をした。

「いいよ。人は助けられる事も必要なんだよ」

と言って、私の頭を撫でました。

私はかぁっと頬が熱く染まるのが分かりました。

あぁ、私はこの男の子こと好きなんだって思いました。

これが私の初恋です。