僕は、涼太とキスをした。
中二。あれもそうだ。夏休みだった。
僕の怠け癖は中学生になっても高校生になっても抜けなくて、あの頃も、夏休みの宿題をとことん放置していた。
しなきゃいけないことは山ほどあるにも関わらず、暇で死にそうだなんてトークを、涼太に送信したんだ。
あの頃から涼太はけっこう過保護だった。いちいち僕のやることに口出ししていたし、今よりもっと世話焼きで、そして僕には甘かった。
その日、サッカー部だった涼太も部活が休みで、特にすることもないから宿題写させてやるよって言ってくれたから、僕は喜んで涼太の家に向かった。
白いチュニックTシャツにデニム。
デニムは股上の浅い物が多いけれど、チュニックだと腰回りを隠してくれるから落ち着くし好きだ。チュニックもデニムも、僕の適正サイズよりは少し大きかった。
その日も痛いくらいに太陽が出ていて、暑すぎてどうにかなりそうだった。出来るだけ早く室内に入りたくて、いつもより早歩きになっていたと思う。
涼太の家の前について、玄関のドアの前まで三段くらいのコンクリートの階段をのぼった時だ。
涼太の家の玄関前には花壇があった。ガーデニングが趣味のおばさんの為に作ったって言っていた。庭にシャワーホースで水撒きをしていたおばさんは、階段をのぼってくる僕に、気づいていなかった。
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
あんなに痛いくらい太陽が照りつけていたのに、急に僕の周りだけ土砂降りになったみたいだった。
「ごめんね!大丈夫!?」
慌てておばさんが駆け寄ってくる。僕は頭のてっぺんからずぶ濡れになっていて、こんな漫画みたいなことが起こるんだ…と、変に冷静だったことを覚えている。
中二。あれもそうだ。夏休みだった。
僕の怠け癖は中学生になっても高校生になっても抜けなくて、あの頃も、夏休みの宿題をとことん放置していた。
しなきゃいけないことは山ほどあるにも関わらず、暇で死にそうだなんてトークを、涼太に送信したんだ。
あの頃から涼太はけっこう過保護だった。いちいち僕のやることに口出ししていたし、今よりもっと世話焼きで、そして僕には甘かった。
その日、サッカー部だった涼太も部活が休みで、特にすることもないから宿題写させてやるよって言ってくれたから、僕は喜んで涼太の家に向かった。
白いチュニックTシャツにデニム。
デニムは股上の浅い物が多いけれど、チュニックだと腰回りを隠してくれるから落ち着くし好きだ。チュニックもデニムも、僕の適正サイズよりは少し大きかった。
その日も痛いくらいに太陽が出ていて、暑すぎてどうにかなりそうだった。出来るだけ早く室内に入りたくて、いつもより早歩きになっていたと思う。
涼太の家の前について、玄関のドアの前まで三段くらいのコンクリートの階段をのぼった時だ。
涼太の家の玄関前には花壇があった。ガーデニングが趣味のおばさんの為に作ったって言っていた。庭にシャワーホースで水撒きをしていたおばさんは、階段をのぼってくる僕に、気づいていなかった。
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
あんなに痛いくらい太陽が照りつけていたのに、急に僕の周りだけ土砂降りになったみたいだった。
「ごめんね!大丈夫!?」
慌てておばさんが駆け寄ってくる。僕は頭のてっぺんからずぶ濡れになっていて、こんな漫画みたいなことが起こるんだ…と、変に冷静だったことを覚えている。



